Mac から Windows へ 4GB を超えたファイルを USB メディア経由で渡す方法

目次

この記事を書いた背景

Mac から Windows へ大きなファイルを USB メディア経由で渡そうと思うとぶち当たる問題があります。

それは、お互いが読み書きできるフォーマットが FAT32 であり、FAT32 では 4GB を超えるサイズをサポートしていないため、何かしらの方法でファイルを 4GB 以下に分割しなければならないと言うことです。

その私がやった方法についてのメモです。

コマンドと使い方

分割するコマンド

分割するコマンドは「split」です。

次のコマンドでは、「-b」オプションで「分割したい容量」を「3000m(≒3GB)」に設定し、「bigfile.zip」を分割しています。

できあがるファイルは、拡張子が「.aa」「.ab」「.ac」・・・のように分割されます。

$ split -b 3000m bigfile.zip bigfiledat.

結合するコマンド

結合するコマンドは「cat」(Mac の場合)か「copy」(Windows の場合)です。

次のコマンドでは、上記の split コマンドで分割されたファイルを、「bigfile.zip」に結合します。

cat であれば、次の様に指定します。

$ cat bigfiledat.* > bigfile.zip

copy であれば、次の様に指定します。

$ copy /b bigfiledat.* bigfile.zip

どちらも「.aa」「.ab」「.ac」・・・の拡張子を自動的に認識して結合してくれます。

まとめ

コマンドが使えれば、わざわざソフトなどを利用しなくても良いと言う例ですね。

誰にでもおすすめできる内容ではありませんが、知っておけばいざという時にネットが使えなくても大丈夫なので、良いのではないでしょうか?

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