RAD Studio(Delphi) XE4 の FireMonkey(FMX) アプリにファイルをドラッグ アンド ドロップできるようにする方法
RAD Studio(Delphi) XE4 の FireMonkey(FMX) アプリにエクスプローラーや Mac OS の Finder からファイルをドラッグ アンド ドロップできるようにする方法についてのメモ。
目次
方法
TForm に TMemo を貼り付けた状態で、次の用にイベントハンドラにコードを書くだけ。
OnDragOver イベントでは、ドラッグされたものを受け付けるために Accept を True に設定する。
[code lang=’delphi’]
procedure TForm1.Memo1DragOver(Sender: TObject; const Data: TDragObject;
const Point: TPointF; var Accept: Boolean);
begin
Accept := True;
end;
[/code]
OnDragDrop イベントでは、Data 変数がドラッグされたオブジェクトの情報を保持しているので、Data.Files プロパティを利用します。
この例では、ドラッグされたファイルの個数と、イテレータでアクセスして Memo1 にファイル名を挿入するようにしました。
[code lang=’delphi’]
procedure TForm1.Memo1DragDrop(Sender: TObject; const Data: TDragObject;
const Point: TPointF);
var
fname: string;
begin
Memo1.Lines.Add(IntToStr(Length(Data.Files)));
for fname in Data.Files do
begin
Memo1.Lines.Add(fname);
end;
end;
[/code]
結果
アプリの実行結果の例です。
Windows アプリを起動して、C ドライブのルートのディレクトリをいくつかドロップしてみたところ。
Mac OS アプリを起動して、/ のディレクトリをいくつかドロップしてみたところ。
簡単に作れちゃいましたねぇ。
しかもクロスプラットフォームですよ!!
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