RAD Studio XE4(Delphi) で XML データを作成する方法(Mac OS X 対応版)
RAD Studio XE4(Delphi) を用いてゼロから XML データを作成する方法についてのメモ。
昨日の記事と違い、この記事の方法で作ったプログラムは、Mac OS X 上でも動作します。
↓最終的にできる XML ファイルはこんなヤツです(Chrome で開いたところ)。
手順
- Form 上に TXMLDocument コンポーネントを配置
- TXMLDocument.DOMVendor を ADOM XML v4 に設定
- Xml.Win.msxmldom が unit に含まれていたら削除
- ボタンなどのイベントハンドラに次のコードを記述し、実行♪
[code lang=’delphi’] procedure TForm1.Button1Click(Sender: TObject);
var
RootNode, ChildNode: IXMLNode;
begin
//XMLDocument1.Encoding := ‘UTF-8’;
RootNode := XMLDocument1.AddChild(‘root’);
ChildNode := RootNode.AddChild(‘childnode’);
ChildNode.Text := ‘childnode.text’;
ChildNode.Attributes[‘attr1’] := ‘attrribute.text’;
//XMLDocument1.XML[0] := ‘< ?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>‘;
Memo1.Lines := XMLDocument1.XML;
end;procedure TForm2.Button2Click(Sender: TObject);
begin
caption := ExtractFilePath(ParamStr(0)) + ‘test.xml’;
XMLDocument1.SaveToFile(ExtractFilePath(ParamStr(0)) + ‘test.xml’);
end;
[/code]
このプログラムでのポイントは2点。
1点目は、TXMLDocument.DOMVendor を ADOM XML v4 に設定すること。
MSXML は Windows でしか利用できないからです。
2点目は、XML のエンコードです。
DOMVendor に ADOM XML v4 を指定した TXMLDocument は、ノードの追加・削除などの操作を行うと、なぜか Encoding が UTF-16LE となる仕様の様です。
ですので、データ作成の最後に XMLDocument1.XML[0] := ‘< ?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>‘; と XML ヘッダーを変更しています。
XMLDocument1.Encoding := ‘UTF-8’; をコメントアウトで残しているのは、どこで指定しても無意味だったことへの注意のためです。
XMLDocument1.SaveToFile() メソッドを使用すれば、きちんと XML ヘッダーが UTF-8 で保存されました。
なお、ExtractFilePath(ParamStr(0)) すると .app ファイルの中に保存されることになるので、Finder のコンテクスト メニューから「パッケージの内容を表示」を選択して XML ファイルを確認する必要があります。
参考:
Createing XML files with Delphi and FireMonkey on Mac
WSDL XML rendered by ‘ADOM XML v4’ in Delphi XE2
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QuaityCentralの
http://qc.embarcadero.com/wc/qcmain.aspx?d=80008
と同じだと思います。
以下のコードを参考にしてみしてください。
procedure TForm1.Button1Click(Sender: TObject);
var
RootNode, ChildNode: IXMLNode;
begin
XMLDocument1.Active := True;
XMLDocument1.Version := ‘1.0’;
XMLDocument1.Encoding := ‘UTF-8’;
RootNode := XMLDocument1.AddChild(‘root’);
ChildNode := RootNode.AddChild(‘childnode’);
ChildNode.Text := ‘childnodeてきすと’;
ChildNode.Attributes[‘attr1’] := ‘attrribute.text’;
end;
procedure TForm1.Button2Click(Sender: TObject);
begin
// UnicodeString(UTF-16)型として取り出すが、encoding値をUTF-8にする場合
Memo1.Text := StringReplace(XMLDocument1.XML.Text,
”,
”,
[rfReplaceAll]);
// UTF-8のXMLファイルとして保存する場合
// が自動で追加される
XMLDocument1.SaveToFile(ExtractFilePath(ParamStr(0)) + ‘test.xml’);
end;
あ、StringReplaceの第2と第3のパラメータが、投稿時に消されてしまいましたね。
http://qc.embarcadero.com/wc/qcmain.aspx?d=80008
のコードを参考にして、UTF-16LEからUTF-8に置き換えてください。
あと、
// が自動で追加される
の部分も消されましたね。
encoding=’UTF-8’のXML ヘッダーが自動で追加されます。
>高橋さん
コメントありがとうございます。
記事を修正しました。