Delphi 2007 で TSQLQuery を継承したクラスで AfterOpen イベントのコードを変更してみた
Delphi 2007 を利用したデータベースアプリケーションを作るため、いくつかコンポーネントを作っています。
この中で、TSQLQuery や TSQLTable を継承したクラスがあるのですが、 AfterOpen イベント内のコードを変更するプログラムをしてみました。
最初は、単純に新しいコンポーネントを作成して、AfterOpen 手続きを書けば良いと思っていました。
しかし、実際には AfterOpen 手続きは TSQLQuery などのクラスが直で公開しているメンバではありません。
ですので、publish 部で宣言して override; キーワードを付けると言う単純な方法では変更できません。
Delphi のイベントは、そのまま property の一種だと思っていたのが失敗でした。
イベントは、関数ポインタですからね。
知識として知っていたのに、実践が伴っていませんでした。
結局、新たにイベント処理用のメソッドを追加し、イベントプロパティに結びつけることで望んだ動作ができました。
コードはこんな感じです。
[code lang=’delphi’] typeTMySQLQuery = class(TSQLQuery)
procedure DoAfterOpen(DataSet: TDataSet);
public
constructor Create(AOwner:TComponent);override;
published
property AfterOpen;
end;
constructor TKOSQLQuery.Create(AOwner: TComponent);
begin
inherited Create(AOwner);
//AfterOpen イベントに DoAfterOpen メソッドを結びつける
AfterOpen := DoAfterOpen;
end;
procedure TKOSQLQuery.DoAfterOpen(DataSet: TDataSet);
begin
//やりたいこと
end;
[/code]
これまでコンポーネントを作る際、イベントについては触ってなかったんだなぁ、と初めて気づきました。
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