Delphi Prism で作成した Blackfish SQL を利用する ASP.NET Web アプリケーションの配布方法

Delphi Prism で作成した Blackfish SQL データベースを利用する ASP.NET Web アプリケーションを配布する際は、ファイルのコピーだけでは足らず、DbProviderFactory に Blackfish SQL を登録する必要があります。
その手順などのメモ。

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■アセンブリの登録

ASP.NET には、標準で SQL Server の接続アセンブリなどが登録されています。
しかし、例えば SQL Express など、ADO.NET 経由でデータベースを利用しようとする場合、DBプロバイダへのアセンブリ登録が最初に必要となります。

この事前登録する先が、「DbProviderFactories」です。

※DbProviderFactories への登録・利用は、プログラムソース上で行うことも可能ですが、面倒なので私はやりません

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では、まずどこに新しいDBプロバイダを登録すれば良いのかについて確認しておきましょう。

ASP.NET では、各 Web アプリケーション設定は「Web.config」ファイルに保存されます。
しかし、Web サーバで設定を共有する設定は、「Machine.config」ファイルに保存されます。

DbProviderFactory へのアセンブリ登録は、上記2ファイルのどちらに行っても構いません。

Web.config は、Visual Studio などでも管理されるファイルですので、各 Web アプリケーションフォルダに存在しています。

Machine.config は、「C:\WINDOWS\Microsoft.NET\Framework\<バージョン>\CONFIG」に存在します。

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登録する内容は、開発環境の Machine.config を見るのが一番確実でしょう。
「<configuration>\<system.data>\<DbProviderFactories>」を見ると、現在登録されている DbProviderFactory が確認出来ます。

この中の、「BlackfishSQL Local Provider」や「BlackfishSQL Remote Provider」ノードが設定内容です。
作成した Web アプリケーションの構成に合わせ選択しましょう。

BlackfishSQL Local Provider の方が、余計なリソースを消費しない分、個人的に良いと思います。

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実際の配布時には、サーバの Machine.config を編集できるのであれば、上記 DbProviderFactory の設定を追加するのが手間がいらないと思います。
編集できなければ、Web アプリケーションごとに Web.config に、DbProviderFactories のノードを追加します。

その他、次のファイルを Web アプリケーションの bin フォルダにコピーしておきます。

  • Borland.Data.BlackfishSQL.LocalClient.dll
    「C:\Program Files\Common Files\CodeGear Shared\RAD Studio\Shared Assemblies\6.0」にあります
  • RAD Studio BlackfishSQL.slip
    「C:\Program Files\CodeGear\RAD Studio\6.0\bin」にあります

以上です。

リモート接続する場合や、サーバを動作させるには、上記に加えて次のファイルも必要になります。

  • BSQLServer.exe
  • BSQLServer.exe.config(設定ファイル:必要があればコピーして編集、設定する)

どちらも「C:\Program Files\CodeGear\RAD Studio\6.0\bin」にあります。

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■セキュリティ設定

配布先の設定として、App_Data など Blackfish SQL の配布フォルダ・ファイルのセキュリティ設定に、ASP.NET の動作アカウントを追加する必要があります。

※Windows XP などでは ASP.NET、Windows Server 2003 などでは NETWORK SERVICE ユーザです。

「変更」を追加するか、他のセキュリティが設定されているのであれば「フルコントロール」にすれば良いでしょう。

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以上です。

しっかし、動作する方法を見つけるまでに、ずいぶんと時間がかかってしまいました・・

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