ローカルでは XAMPP で動かしていた WordPress 3.0.1 を、CPI のサーバに移行してみました。

さくっと終わる予定が、なんか結構動きませんでした。
CPI のサーバで動かす情報はググればたくさんで出てきますが、メモしておきます。

手順としては、DB のデータ移行、WordPress ファイルのアップロードと初期設定、ですね。

ちなみに、今回はドメインルートでの動作ではなく、フォルダを1個作った状態で動作させています。

↓こんな URL
http://～/wordpress/

DB のデータ移行

DB のデータ移行は、関連するローカルのテーブルをエクスポートして、サーバ側にインポートするだけです。
ただ、CPI の DB のアカウントは、アカウントを取得したときのパスワードが phpMyAdmin のパスワードでもあるので、既にログインのパスワードを変更していた自分は探すのに苦労しました。

ローカルと URL が違うので、その設定が含まれているテーブルのデータを3箇所更新します。

■XX_options テーブル(XX は自分で決めたプレフィックス)
・option_name が siteurl の option_value
・option_name が home の option_value
・option_name が upload_path の option_value
※このオプションだけは、環境構築後に「設定|メディア|」の「アップロードするファイルの保存場所」で設定することも可能です

WordPress ファイルのアップロード

WordPress の構成ファイルは、FTP で通常のインストールと同様にサーバーにアップロードし、ファイルアップロード用のディレクトリなどのパーミッションを設定します。

初期設定

で、最後の環境設定がちょっと面倒。

■/wp-config.php ファイルの設定

define('DB_NAME', '＜データベースの名前＞');
define('DB_USER', '＜データベースユーザーの名前＞');
define('DB_PASSWORD', '＜データベースのパスワード＞');
define('DB_HOST', '127.0.0.1:3307');

CPI では、DB_HOST にポート番号も含める必要があります。

■/.htaccess ファイルの設定

suPHP_ConfigPath /usr/home/x255040/html/conf/
AddHandler x-httpd-php524 .php .html

# BEGIN WordPress
<ifmodule mod_rewrite.c>
Options +FollowSymLinks
RewriteEngine On
RewriteBase /wordpress/
RewriteRule ^index\.php$ - [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /wordpress/index.php [L]
</ifmodule>
# END WordPress

CPI のマニュアルにも書かれていますが、PHP の設定は別の場所に保存した php.ini を使用し、読み込ませるという方法をとっています。
実際に読み込ませる部分が suPHP_ConfigPath の行です。

WordPress が作る mod_rewrite ディレクティブには、Options +FollowSymLinks を指定する必要があります。

やってみれば簡単ですが、気づかないと時間食う部分もあるので、参考になれば。