ドリームハイブで作っているアプリの多くは、レジストリを使いません。
商用で納めたシステムでも、レジストリを使う率は低い傾向にあります。

レジストリを使わない理由はほとんど次の2つです。

• バックアップが簡単
• ただでさえ汚くなりがちなレジストリを、自分たちで汚したくない

○バックアップが簡単

PCの乗り換えやOSの再インストールの時に、それまで使っていた設定情報などをなるべく引き継ぎいでいきたいのは、一般的な気持ちではないでしょうか。

しかし、レジストリを使用しているアプリケーションの場合、手動でユーザが洩れなく正しくすべての情報を抜き出すのは難しいといえます。

ドリームハイブでは開発案件も多く、様々な実験を複数のPCに対して行わなければならないので、これは面倒です。

このような理由から、レジストリをなるべく使わず、ｉｎｉ ファイルに各種設定を保存するようにしています。

○レジストリを汚したくない

様々なところで言われていますが、レジストリの情報が多くなり、最適化できていないと、どんどん Windows は鈍重になっていきます。

自分たちだけの問題ではないにしろ、その負荷を少しでも自分たちで増やしたくない、それがレジストリを使わない理由の一つです。

このような理由を述べましたが、レジストリが絶対に悪だと言いたいわけではありません。
レジストリを使うことで簡単になることも多くあります。

レジストリ以外の選択肢も考慮し、その中でレジストリが最適な場合には、レジストリを使うべきでしょう。

つまるところ、DH-APPLI 含め、レジストリに情報を保存せざるを得ない状況が、今まで多くなかったと言うことですね。