非rootのHuawei MediaPad T2 Proの解像度(DPI)をMacから変更してみた
目次
この記事を書いた背景
7インチファブレットであるHuawei MediaPad T2 Pro 7.0(PLE-701L)の海外版(PLE-703L)を所有しているのですが、せっかくの7インチファブレットならもっと画面の解像度(DPI)を上げたいと思ったのがキッカケです。
条件としては、root化せずにできること、でしょうか。
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やり方といっても特殊なことはなく、Androidなので開発者モードでDPI変更のコマンドを叩くのみです。
ざっくりというと次の流れ。
- MediaPadでUSBデバッグをオンにする
- ADBコマンドで解像度を変更する
以上です。
具体的な方法
流れは簡単なのですが、実際にやるとなると色々手間がありましたのでメモしておきます。
MediaPadでUSBデバッグをオンにする
USBデバッグをオンにするためには、まずMediaPadを開発者モードに変更する必要があります。
- 「設定|端末情報」を開いて「ビルド番号」を7回連続でタップし、開発者モードをオンにする
- 「設定|開発者向けオプション」を開いて「USBデバッグ」を「オン」にする
Androidは通常、開発者モードのメニューが表示されていません。
そこで、上記の手順を福必要があります。
ADBコマンドで解像度を変更する
ADBコマンドを利用するには、Androidの開発環境を使う必要があります。
この手順では、Macを使ってどのようにADBコマンドを使うかについても含めてあります。
- Androidの開発環境用にAndroid Studioをインストールする
Android Studioからダウンロードしてインストールします - Macの「ターミナル」を開き、adbコマンドがある場所へ移動(cd)する
「Appearance & Behavior > System Settings > Android SDK」の「Android SDK Location」に場所は乗っていて、私(kryu2)の環境であれば次の通りです
/Users/kryu2/Library/Android/sdk/platform-tools - USBデバッグが有効になっているMediaPadを接続する
- 「adb devices」コマンドで接続を確認する
kryu2$ ./adb devices
List of devices attached
BAHBBDB6525nnnnn device
- 「adb shell wm density」コマンドでdpiを320に設定し、再起動する
kryu2$ ./adb shell wm density 320 && ./adb reboot
以上です。
「adb shell dumpsys display」コマンドで前後の解像度(DPI)設定を見てみると次の様になっていると思います。
変更前
kryu2$ ./adb shell dumpsys display
〜
Logical Displays: size=1
Display 0:
mDisplayId=0
mLayerStack=0
mHasContent=true
mPrimaryDisplayDevice=内蔵画面
mBaseDisplayInfo=DisplayInfo{"内蔵画面", uniqueId "local:0", app 1200 x 1920, real 1200 x 1920, largest app 1200 x 1920, smallest app 1200 x 1920, 60.0 fps, supportedRefreshRates [60.0], rotation 0, density 400 (159.581 x 159.895) dpi, layerStack 0, appVsyncOff 0, presDeadline 17666667, type BUILT_IN, state ON, FLAG_SECURE, FLAG_SUPPORTS_PROTECTED_BUFFERS}
mOverrideDisplayInfo=DisplayInfo{"内蔵画面", uniqueId "local:0", app 1200 x 1830, real 1200 x 1920, largest app 1830 x 1780, smallest app 1200 x 1150, 60.0 fps, supportedRefreshRates [60.0], rotation 0, **density 400** (159.581 x 159.895) dpi, layerStack 0, appVsyncOff 0, presDeadline 17666667, type BUILT_IN, state ON, FLAG_SECURE, FLAG_SUPPORTS_PROTECTED_BUFFERS}
〜
変更後
kryu2$ ./adb shell dumpsys display
〜
Logical Displays: size=1
Display 0:
mDisplayId=0
mLayerStack=0
mHasContent=true
mPrimaryDisplayDevice=内蔵画面
mBaseDisplayInfo=DisplayInfo{"内蔵画面", uniqueId "local:0", app 1200 x 1920, real 1200 x 1920, largest app 1200 x 1920, smallest app 1200 x 1920, 60.0 fps, supportedRefreshRates [60.0], rotation 0, density 400 (159.581 x 159.895) dpi, layerStack 0, appVsyncOff 0, presDeadline 17666667, type BUILT_IN, state ON, FLAG_SECURE, FLAG_SUPPORTS_PROTECTED_BUFFERS}
mOverrideDisplayInfo=DisplayInfo{"内蔵画面", uniqueId "local:0", app 1200 x 1830, real 1200 x 1920, largest app 1830 x 1780, smallest app 1200 x 1150, 60.0 fps, supportedRefreshRates [60.0], rotation 0, **density 320** (159.581 x 159.895) dpi, layerStack 0, appVsyncOff 0, presDeadline 17666667, type BUILT_IN, state ON, FLAG_SECURE, FLAG_SUPPORTS_PROTECTED_BUFFERS}
〜
元のDPIが400なのに対して、変更したあとは320になっているのがわかるでしょうか。
「adb shell wm size」コマンドを使ってみると、実サイズはWUXGA(1920×1200)のままであることが確認できますね。
kryu2$ ./adb shell wm size
Physical size: 1200x1920
ちなみに、「adb shell wm size reset」で元の解像度に戻るはずなのですが、なぜか自分の環境では上手く動かなかったため、「adb shell wm density 400」として戻したりしています。
まとめ
致命的な不具合はないのですが、解像度を切り替えたあとに再インストールしないと動作がおかしいソフトがありました(Kindleなど)。
それ以外は画面ショット見ていただくとわかるとおり、高解像度の恩恵を受けられて満足しています。
私の場合は、「設定|画面|フォントサイズ」から「フォントサイズ」を「中」に設定しました。
こうすることで、コンテンツの表示域を広く保ちつつも文字は読みやすいサイズにとどめておくことができます。
好みに合わせてチューニングしてみてください。
今回紹介した機種(日本版)
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