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普段使っているパソコン側のセキュリティをいくら強化していても、外部メディア(USBメモリ等)に重要なファイルをそのままバックアップしていませんか?
重要なファイルを保存した外部メディアを紛失してはせっかくのセキュリティも水の泡です。
そんなときのために、他人が閲覧できないように外部メディア自体を暗号化してしまおうというお話しです。
そこで利用するが、Windows 8 Pro で標準で利用できるようになった「ビットロッカー(BitLocker)」です。
※Windows 7 では Ultimate と Enterprise エディションで提供
ビットロッカー(BitLocker) の詳しい説明は下記を参考にしてください。
ここでは実際の利用方法を紹介していきます。
- 今回は外部メディアとしてSDカードを使って暗号化してみます
- SDカードドライブで右クリックして「BitLocker を有効にする」を選択します
- 暗号化の解除方法を選択してパスワードを決定します(今回はパスワード方式を選択)
- パスワードを忘れた時に使える回復キーを保存します(今回はファイル保存を選択)
- 次に暗号化する範囲を選択します(今回は使用済み領域~を選択)
- これでようやく暗号化する準備が整いました(実行前に念のためバックアップしてくださいね)
- 暗号化の処理中です
処理時間は約50分でした。SDカードですからしょうがないですね。
- マイコンピュータでSDカードドライブを見てみると鍵のアイコンが表示されているのが確認できます
ここまでで一通りはOKなのですが、実際に他のパソコンを使って暗号化したデータが機能しているかも確認しておきましょう。
BitLocker が利用できるパソコンであれば、接続すると下記のメッセージが表示されます。
ここで解除するを選択すればパスワードを入力する画面へ移ります。
これでパスワードを入力すれば、暗号化が解除されてデータへアクセスできるようになります。
【おまけ】自動ロック解除もさせない設定
暗号化を実行したパソコンであれば、自動的にロック解除がされる設定になっていますが、セキュリティ上であえて明示的に毎回パスワードを入力したい場合はコントロールパネルで設定を変更できます。
これで安心して外部メディアへバックアップを取ることができますね。是非お試しください。