記載された情報が古くなっている可能性がございますので十分ご注意ください。
WordPressなど、MySQLのデータベースを別のサーバーへ移行する際のお話しです。
基本的な流れは、移行元でデータベースをエクスポート、移行先でデータベースをインポートする作業を行います。
その際に、URLや設定値など、一部のデータを書き換えた上でインポートしたい場合も多くかと思います。
データベースの容量が少ない場合は、移行元と移行先の文字コードを気にしていれば、比較的簡単にインポートできるのですが、エクスポートしたファイルが2MBを超えるような場合では、少し手間がかかります。
なぜ2MBかというと、多くのホスティングの場合、PHPのファイルアップロードサイズの制限が標準の2MBのままであること、当然 phpMyAdmin もこの影響を受けます。
設定変更などで、このサイズ制限を変更できるのであれば、変更してエクスポートファイルをそのままアップロードすれば良いでしょう。
アップロードサイズの制限を変更できない場合の為に、phpMyAdmin では圧縮ファイル形式でインポートしてくれる機能を持っています。
ということで、指示通りWindowsでZIP圧縮して、ファイル名を「.sql.zip」にしてアップロードしてみます。
下記のようにエラーしてしまいました。「サポートされていない圧縮形式 (application/zip) のファイルを読み込もうとしました。この形式はサポートされていないか設定で無効にされています。」
よく先ほどのインポートの説明を見直してみると・・・
「ファイルは圧縮されていないもの、もしくは、bzip2 で圧縮されているもの。」
つまりWindowsのZIP書庫作成ではダメということです。
BZ2形式で圧縮したファイルであれば、圧縮ファイルの状態でも正常にインポートしてくれます。
ちなみにWindowsでBZ2形式で圧縮するには、「Lhaplus」や「Bzip2 for Windows」等をインストールする必要があります。