弊社のお客様案件でデジタルサイネージを導入する事になり、デモ環境構築の際にサポートと言うことでいろいろ実施してみました。
まぁ結局、いろいろな問題が発生したので、メモメモ
導入した機器
MITSUBISHI サイネージプレーヤー DP-OIVS-S(RZ218)
配信基本アプリケーションソフトウェア
M-Signage
必要な機材
・MITSUBISHI製の液晶ディスプレイかテレビ
・DP-OIVS-S(STB)
・サーバ用コンピュータ
・オペレーションコンピュータ(サーバー用コンピュータでの併用は可能)
導入のざっくりとした手順
(1) サーバ用コンピュータにM-Signageのシステムをインストール
(2) STBのセットアップ
(3) 表示用のコンテンツの設定
(4) ディスプレイにコンテンツを表示
(1) サーバ用コンピュータにM-Signageのシステムをインストール
さて、(1)のインストールの為に、以下の手順を実施。・・・・【1】
(1) JAVAアプリケーションソフトウェアJRE
(2) データベースアプリケーションPostgreSQL
(3) ウェブサーバーアプリケーション Apache
(4) サーブレットエンジンTomcat
(5) Webアプリケーション
おぉ!!JAVAのWebアプリケーションなのか!!でもすげぇな!!
【ここでの問題点】
・ウィルス対策ソフトのファイアーウォールの設定の問題でインストールが何回も失敗
・インストールマニュアルが一部誤植
インストールをミスるとその度に、順番で【1】で入れた奴らを決まった順番にアンインストール。
一括でアンインストールしてくれないみたい。
でも、動き的にはただしいよねぇ。このシステムだけが動いているわけじゃ無いので、一括アンインストールバッチとかでApache消されたら困る。
(2) STBのセットアップ
内部はアンドロイドで動作をおこなっている。
有線LANでも無線LANでもネットワークに接続する事ができ、それをアンドロイドの設定画面でやる感じ。
【ここでの問題点】
・社内ネットワークを利用したためにIPの取得がうまくいかず、別のルーターを利用してネットワークを構築
(3) 表示用のコンテンツの設定
【ここでの問題点】
・IEのバージョンが古い為に画面動作で一部動かない部分が発生
主にポップアップで完了しましたなどのメッセージが出力されない
(4) ディスプレイにコンテンツを表示
STBとディスプレイを接続して再生を実施。
【ここでの問題点】
・画面に表示されない。理由はMITSUBISHI製のディスプレイじゃなかったから。
サポートに問い合わせたところ、MITSUBISHI製のディスプレイかどうかのチェックをおこなっているとのこと。
マニュアルには「MITSUBISHI製のディスプレイを利用した簡単サイネージ」のみ・・・・
これで察しろって事なのか。
でも、これって想像できなかった。こんなチェックをおこなっているなんて・・・・
しかし、この制限をかけることで,自動的にMITSUBISHIのディスプレイを利用する事になり、購入しなければいけない。
これぞビジネス!!STBが出力する際に「チェックする処理を加える」だけでディスプレイも同社の製品を利用する。
今回の記事は
メモと最後のちょっとした一手間が大事って事を自分の戒めとして書きました。